特定非営利活動法人サイバー・キャンパス・コンソーシアムTIES
(略称:NPO法人CCC-TIES)

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統合教育サービスTIESワールド

TIES(タイズ)は、帝塚山大学が1997年以来、開発・運営している、大学連携を目的とした統合型eラーニングシステムです。登録料は無料で、ネット環境さえあればいつでもどこでもTIESの機能とコンテンツが利用できます。

TIES(タイズ)の機能

TIES(タイズ)画面イメージ

TIESは学生にとって大学授業の補完ツールとして使用されています。使用例としては、教員は授業前にレジュメをTIES上にアップし、学生はTIESにアクセスをして授業前にレジュメを閲覧したり印刷して、授業の準備や予習をすることができます。

また、講義の担当教員は、TIESの中にある録画ボタンをクリックするだけでビデオ教材を作成し、配信することが可能です。録画された授業は、TIES利用者間で自由に閲覧できます。(公開範囲は設定可能。)
TIESを使えば自宅で授業を受けることができますが、そのせいで学生たちの欠席が増えたということはなく、復習用のツールとして定着しています。また、TIESの講義や教材、資料などのコンテンツは所属大学を問わず自由に閲覧できます。これは教員にとっても他大学・他講師の授業を見ることができ、教員同士の教育力向上にも役立っています。

教員が安心してeラーニングを活用できるeティーチングという環境

学生スタッフによるTIESの授業サポート風景

学生スタッフによるTIESの授業サポート

通常のeラーニングのサポートと言えば、利用する学生のためのサポートというイメージが強くなりがちです。しかし、CCC-TIESでは、システムを利用する教員に対してサポートを行うのが特徴的といえます。教員が安心してeラーニングを活用し、教育ができる環境を生み出している環境をCCC-TIESでは「eティーチング」と呼んでいます。
その考えは、eラーニングを真に有効活用するためには、eラーニングを利用して教育を提供する教員の教育力の向上と教育意欲の向上、そしてその成果を発揮できる環境が必須であるというところからきています。

eティーチングが生み出すサポート内容は、授業設定や資料登録の代行、機器設置などです。また、TIESを使ったライブによる授業中は事務所にいる学生スタッフがリアルタイムで映像をチェックしており、授業中のトラブルに対するヘルプデスクや、著作権上問題があるような映像が流れていないかなど最低限のチェックを行っています。このようなCCC-TIESのサポートのおかげで、ITスキルが不安な教員でも安心してTIESを利用できる状態を実現しています。

遊び機能を利用した学生の大学間連携

TIES TYPING CONTESTポスター

TIESには授業補完ツールとしての役割だけでなく、学生間の人的ネットワークを推進するための機能や役割も備えています。その1つが年1回行われるタイピングコンテストです。TIESが持つタイピング機能を使って、学生ユーザーがネット上でタイピングの打点数を競うネット対戦型タイピングを大学対抗で競うというものです。
決勝戦はシンポジウムの日に設定され、リアルタイムでネット上で映像配信されながら学生同士が競いあうという仕組みもなされています。また、個人戦ではなく大学対抗ということで、同じ大学という所属意識や愛校心を学生だけでなく教職員も味わうことができ、TIESというツールを通して他大学の存在も意識することができます。

タイピングコンテストと同様、年1回行われるイベントに「川柳コンテスト」があります。これは、TIESのレポート提出機能を利用したもので、毎年一定期間内で決められたテーマにそった川柳を学生たちから募ります。2010年度のテーマは「就活」「学生生活」であり、数多くの応募が寄せられ非常に反響がありました。この様子はネットや新聞等メディアでも取り上げられています。

事業の成果として、国内外78大学、1,000人以上の大学教員、6万人以上の学生が参加する国内最大の教育コミュニティに成長。

広がり~現在78大学が利用~

広がり~現在78大学が利用~

TIESは現在国内外78大学に所属する1,000人以上の大学教員と、6万人以上の学生が参加する日本最大のネット型高等教育コミュニティに成長しています。この広がりの一因は、前述したシンポジウムやタイピングコンテストのような参加型のイベント効果もありますが、多くの部分は実際にTIESを利用している先生たちの口コミで広がりをみせています。

それは、ICTを利用してよりよい教育を提供したい教員たちの強い想いが15年経って、形になったものであると言えます。大学の中のICT教育はなかなか普及しにくいといわれていますが、本当に普及させたいという教員の熱意の結果がこの普及率の高さに表れています。
また、このような大学連携の教育的団体が自分達でそのビジョンを実現している例は世界でも珍しく、ICT教育を進めている大学においてはTIESと言うだけでピンとくるという位まで知名度がアップしています。各大学からの見学・相談等も年々増加しており、さらなる大学連携への取組の広がりが期待されます。

TIESの利用者の変化

今後の展望~同一の教育プラットフォームによる大学の教育資源の結集と統合的な教育サービスの提供~

スマートフォンからのTIES利用イメージ

CCC-TIESが注目しているのは、Mobile Internet Technology(以下MITと表す。)や電子出版です。例えば、iPhoneやiPadなどのスマートフォンやタッチスクリーンタブレット等を利用した教育的コンテンツの配信が考えられます。また、電子出版もMITの活用は不可欠です。これら最先端のICTを活用することにより、CCC-TIESコミィニティの付加価値を高め、TIESコミィニティの発展を担保し、維持継続するための事業化を推進していきます。

同一プラットフォームによる教育の継続の図