トップ▶活動・プロダクト▶4.CHiLO Bookの構造▶詳細説明-5

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詳細説明-5
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CHiLO Bookの工夫ですが、基本的にCHiLO Bookは特別な電子書籍リーダーは要りません。
ウェブサーバーにCHiLO Bookを載せ、それにウェブブラウザでアクセスすれば電子書籍を見ることができる形になっています。以下にいくつかデモがありますが、電子書籍の中に埋め込まれているビデオは外部のYouTubeなども利用することができます。今まででしたらビデオを撮影して、編集をして、という手間がありましたが、今は既にYouTubeにある動画から著作権侵害に当たらないもので電子書籍にしたら面白そうな良いものがあれば、それを取り込んでCHiLO Bookにすることができます。また、特殊な電子書籍リーダーも要らない工夫もしています。
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ここで簡単にCHiLO Bookの相互運用性について説明します。
Macユーザーの場合、iBooksを利用します。よく電子書籍の教材で特殊なリーダーでしか読めないものが出回っていますが、CHiLO Bookは普通の電子書籍ですので一般の電子書籍と同じiBooksリーダーで読めます。
iBooksであれば簡単にePub形式で電子書籍が取り込めます。いわゆる.epubが電子書籍のフォーマットですが、外に取り出し、これをMoodleという eラーニングのシステムで登録する時はコースにファイルとして登録します。
「epub」の拡張子を「zip」に変更します。その「zip」を展開したら「index.xhtml」が現れますので
それをクリックして「メインファイルに設定します」をクリックします。
アピアランスを「ポップアップ」にして、「表示を増やす」を選び、「ポップアップ幅1024・高さ768」に設定して実行すると先ほどiBooksで見ていたものがブラウザで見ることができます。
実はこれはカプセル化技術で、特許申請しています。iBooksストアやGooglePlayで登録できる非常に一般的なEPUB3です。特殊なことは一切していません。ところが、中身にこのような工夫をしていて、もちろんiBooksやGoogle Playなどでも見ることができますが、Moodleでも電子書籍として見ることができる工夫をしているのがCHiLO Bookの実体です。
次にご紹介するのは、ブラウザでも見ることができる電子書籍の工夫ということで、いろいろなやり方があります。
例えばFacebookにCHiLO Bookを登録することができます。
外国の方向けの日本語教育『Nihongo Starter』というシリーズでは、単なるLMSの eラーニングではなく、SNS的に教育ができないかということで、FacebookにCHiLO Bookを登録し、毎週「今日はこのCHiLO Bookを勉強しましょう」と受講者に呼び掛けました。
このようにFacebookからCHiLO Bookが見られるのでLMSがなくてもCHiLO Bookが勉強できます。
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次に外部リソースを取り込むことについて説明します。
先ほどCHiLO BookはYouTubeの動画を取り入れることができると言いましたが、その説明です。
3月に開催したTIESシンポジウムの講演をCHiLO Bookにしています。実はまだ公開していませんが、作ったデモがこちらです。このようにビデオがあり、下に解説があります。このビデオをよく見て頂くとYouTubeと書かれています。
今までのCHiLO Bookは電子書籍の中にビデオが埋め込まれていましたが、これはYouTubeの動画を取り込んだ最新版です。実はこのビデオはYouTubeに公開されている状態です。こちらは2分21秒で切っていますが、YouTubeの動画は細切れでなくても、例えば30分のビデオが公開されていれば、目次のエクセルに10秒から20秒が1ページ目、20秒から30秒が2ページ目というようにビデオの分割位置を秒数で入力しておくと自動的に動画が指定した秒数の位置でページ毎に分割されて再生されようになりました。
CHiLO Bookに埋め込むことができるビデオは4種類です。MP4を埋め込むタイプ、YouTubeに置くタイプ、ビデオ編集による分割をするタイプ、エクセルで分割するタイプ。一番楽なのがYouTubeにあって且つエクセルで分割するというタイプです。このようにCHiLO Bookは簡単に作ることができます。