TIESのブログ

発表者ビューについて

収録サポートを行う際、
初回は良いこと悪いこと含めて色々と不測の事態が起こります。
この1週間で数回分のネタが溜まりましたので、
機材ネタの日はしばらくそんなお話が続くと思います。

さて、今年から収録用PCのOfficeが全て2013に更新されました。
こういったソフトウェアの更新があると、
慣れない内は思わぬ盲点が潜んでいたりします。
今回はそんなお話です。

講義の録画を開始してから、先生から連絡がありました。
「プロジェクタに画面が映らなくなった」
何点か確認する点をお伝えし、対応に向かいました。

症状としては画面反映がプロジェクタに映す「複製」から
複製
マルチモニタ等で使用する「拡張」になっていたようです。
拡張

先生が意図せずに偶然切り替えてしまったのでしょうか?
しかし、切り替えは『windwsキー+P』。偶然押すようなキーではありません。

気に掛かったので調べてみると、
PowerPoint2013ではスライドショーの発表者モードというものが初期設定となっており、
発表者モードの状態でスライドショーを終了すると、
なぜか画面反映が『複製』から『拡張』にと自動的に切り替わるそうです。
発表者モード
(発表者モードの参考画像)
参考サイト:PowerPoint でスライドショーを終了したらモニター画面が「拡張」に!: 世の中は不思議なことだらけ

発表が終わった後、不要な画面を見せないようにとの配慮でしょうか。
スライドショーを流しながらも、次のスライドやアニメーション、メモ書きを自然と確認出来るのは便利そうですが、
終了時に勝手に反映が切り替わってしまうのは注意が必要ですね。

画面自体を収録するのと、終了時に画面反映が切り替わってしまう都合上、
収録では発表者ビューは使用しないことになしました。
ただ機能自体は便利そうです。

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EPUB本文中のURLがはみ出る場合(Readium)

現在作成中のCHiLOBookで、参考文献として本文中に長めのURLを載せたところ
CHiLO Book推奨リーダーのひとつであるReadiumでは以下のように表示がはみ出てしまいました。

01

これじゃ参考文献の表記にならないぞと思い、対策として
スタイルシートにword-wrap: break-word; 入れてみました。
結果は...

02

URLが途中で改行して、すべて表示されるようになりました。
word-wrap: break-word; は本来、単語の途中で改行するかどうかを指定するための要素ですが、
このようにURLの時にも有効であるようです。

...とはいえ、iBooks等他のCHiLO Bookの推奨リーダーだとword-wrap: break-word; がなくても
大丈夫なので、Readiumの表示がちょっと特殊な気もしますね。
表示の互換性確保のために、覚えておかねば。

参考:
CSS3: word-wrap プロパティ - 単語の途中で改行するかどうか. HTML5 & CSS3 リファレンス

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オンデマンド配信があるページが分かりにくい

CCC-TIESサイトの過去イベント一覧のページを見ていたのですが、
イベントの開催案内と報告がごちゃ混ぜになっており、講演のオンデマンド配信がどこにあるか、埋もれて分かりにくくなっていました。

分かりにくい
20150413

サイト構成を把握しているTIES関係者が分かりにくいと感じているのだから、外部からサイトに訪れた人は、まず見にくいと感じていると思います。
うーん改善が必要です。

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フライヤーの英語化

TIESではHPに加えて、広報物もどんどん英語化しています。

先日、HPの英語化についてご紹介しましたが、
今回は、今年1月に印刷したCHiLOのフライヤーの英語版を作成しました。

CHiLOフライヤー

写真左側が以前印刷した日本語版のフライヤー、右側が今回作成した英語版のフライヤーです。

まだ印刷会社に出しておらず、とりあえず職場でプリントしたため、
紙質や色合いがだいぶ違いますが、雰囲気は伝わるでしょうか。

早く印刷会社に出して、完成したチラシが見たいです。

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本日より前期の講義開始!

先日から作成していたマニュアル作成もなんとか一段落しました。
フォルダに綴じてお渡しするので、見やすいフォルダ選びもして
構成やインデックスなど、ギリギリまで見やすいよう調整していました。

さて、講義開始ということで収録のための設置なんかも始まるわけですが、
時間割によっては前の時間に別の講義で教室が使用されていて
機材を準備する時間があまり取れない場合もあります。

サッと準備が済めばいいのですが、足が出た分は講義時間にまで影響が出てしまいます。
そのためTIESを使用している先生も
「TIES専用教室を作ってもらって、そこでいつでも使える状態に出来たらいいんですけどねぇ」
と仰ってました。

実現可能かどうかはさて置いて、もしそうなったら…
先生もこちらもあまり時間が気にならなくなり、楽になっていいですね。

講義初日ということもあり、色々とここに書きたいこともありましたが
長くなってしまうのでまた次の機会にさせていただきます。

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GithubのMarkdownには方言がある?

先月ブログに書いたCHiLOBook-Producerのマニュアルが完成に近づいてきました。
以前書いていたときと比べて、製作の流れがだいぶ分かりやすくなってきたのではないかと思います。

さて、上記リンクの記事で、GithubのWikiに使えるとご紹介した軽量マークアップ記法"Markdown"ですが、
実はGithubでは独自で使える記法(いわば方言)があります。

たとえば、マニュアル内に複数行のHTMLコードを記載したい場合、
Markdownのルールではコード各行の先頭に4つ以上のスペースを入れることになっていますが、
Githubではバッククオート(Shift+@)3つで前後を囲む記法もOKになっています。

```
<div class="l_contents">
 <img src="../images/[画像名]" />
</div>
```

結果は以下のようになります。

code

さらに先頭のバッククオートの後に"html"とつけると...

```html
<div class="l_contents">
 <img src="../images/[画像名]" />
</div>
```

このようにタグをハイライトして表示してくれます。

hylights

色がつくと、断然見やすいですね。

その他の記法についてはGithub HelpサイトのGitHub Flavored Markdownで紹介されています。
打ち消し線は、よく使う機会がありそうですね。

参考:

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第10回通常総会の準備

NPO CCC-TIESが設立して今年で10年目なんですね。
第10回通常総会の準備をしていて気がつきました。

前回は東京で行いましたが、今回は地元、奈良での開催を計画しており、
また、日程も例年通り6月に行う予定で準備を進めております。

正式な日程、会場が決まりましたら、改めて当法人のHPや、当ブログでお知らせいたします。

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FB グループIDについて

facebookのグループで最近になって発見したことがあるので、そのことを取り上げてみます。
もしかしたら周知の事実かもしれませんが(笑)

現在、業務の一環で、いくつかfacebook(以下、FB)のグループを運営しています。
このグループは、デフォルトではURLの"https://www.facebook.com/groups/..."の以下は、
15ケタの数字になっています。
数字の部分は、一度だけ希望のものにカスタマイズすることができるのですが、
これはFBグループのIDを表しています。
ちなみにURL変更後した後も、15ケタの数字のIDはそのまま生きています。

さて、たとえばURLを変更した後になって、FBグループIDが知りたいとなったとします。
カスタマイズする前に数字を控えていればいいのですが、
控えていない場合にどうしたら確認できるのでしょうか。

web上には、FGグループのURLを入力とIDが分かるサービスもあるようですが。
グループが秘密になっているなど、公開設定によっては分からないようです。
その他の方法はないのかなと困った時、たまたま発見した方法が以下です。

20150403_01
①FBグループのTOPページから、「グループを管理」をクリック
20150403_02
②ブラウザのアドレスバーに、15ケタのIDが入ったURLが表示される
*この方法は、グループの管理者でログインしていることが前提です。

もしかしたらもっと別の方法もあるのかもしれませんが、
この方法でも、FBグループのIDを確認することができます。

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設置用マニュアルの改訂について

大学の前後期の開始ごとに収録をおこなう講義に合わせて、設置用マニュアルを作成しています。
そのため、半年ごとの周期で大きな改訂をしています。

ちょうど半年前のこの頃にも記事がありますね。

今年からまたマニュアルに必要な内容が変わるため、
以下のように、少し内容を検討しなおす必要がありそうです。

・設置完成図(+実写の画像)
・作業の流れ(目次)
・各工程の詳細、注意点
・トラブル時の対応方法

既存のものから流用出来るものも含めて、この辺りを準備予定です。

今の予定では収録をおこなう講義は来週の木曜からです。
それまでに他の作業の合間にサッと作成してしまわないといけませんね。

また内容が固まったら続きを書きます。

【関連記事】

  • 本日より前期の講義開始!
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    (TIES)Moodle2.8.3+のレポートログ機能調査中

    追記:ログ表示の形式が変わったMoodleのバージョンが分かるよう
    記事を修正しました。

    毎年、サポートの報告書を提出するためにTIESの操作ログをとって
    どのような機能が使われているか集計をとっているのですが
    Moodleのバージョン2.7以降はログ表示の形式が変わっているようです。

    バージョン2.6.x以前のMoodleでは、操作のログは

    • course view(コースを閲覧)
    • quiz add(小テストを追加)
    • assign submit(課題を送信)

    というように機能名+アクションの形式で英語で記録されていました。

    これがTIESの現行バージョンであるMoodle2.8.3+ではどうなっているかというと...

    更新後

    操作内容はイベント名の列で見るのですが、"~が閲覧されました。"というように
    日本語の文章になっています。
    (ちなみにサイトの言語設定を英語にすると、英語の文章になります)

    このようにログの形式が変更になったのが分かったのはいいのですが、困ったことに
    Moodleを2.8.3+にバージョンアップした日付より前のログが表示されなくなってしまいました。
    どうすればよいか調べたところ、ログの表示時の選択項目で、
    標準ログをレガシーログに変えたら表示されました。

    レガシーログ

    ほっ。
    これでログの取得も問題なくできそうです。

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