Moodle2.9以降の新機能について調査しているのですが、Moodle3.1のときに、コースのごみ箱機能ができていたことを知りました(Moodle Docsの記事)。
その名の通り、コース内で誤って消してしまった教材をもとに戻すことができる機能です。内部テスト用のMoodleで試してみましょう。
教材を誤って消してしまった場合、コース管理からごみ箱を選びます。
(画面ではたまたまFordsonのテーマが適用されているため、このような見た目になっていますが、BOOSTテーマでもコース名横の歯車をクリックすると、ごみ箱が出てきます。)
ごみ箱画面に移ります。ここをクリックして何も出てこない場合(もしくはごみ箱自体メニューに出てこない場合)は暫く待つ必要があります。
削除したファイルのリストが表示されますので、ここでコースに戻したい教材の"リストア"を押すと、教材が戻るというわけです。
上記ではファイルの"リソース"で実験していますが、"課題"で行っても中の提出物を含めてリストアされていました。
また、ファイルの完全削除は7日後となっていますが、これはサイト管理者の設定で延長することができます。
Moodle3.1(16年5月リリース)からの新機能ということで、Moodleの歴史からすると実装されたのは最近ということになりますが、いざ使ってみれば、なぜこの機能が今まで無かったんだろうと感じるくらいの自然さです。
Moodleって、個人的には2.x系である程度完成したかな?という感じはあったのですが、その後も見た目ががらりと変わる新テーマ(BOOST)や今日書いたような便利な機能も追加されていっているので、情報を追いかけるのが楽しみになります。
参考: