TIESシンポジウム2023『ラーニングエコシステムが創る未来の学び』のご案内

概要

オンライン学習環境は,日々変革を続けており,短い時間で効率的に学べるマイクロコンテンツ,小さな成果にも修了証を発行するマイクロクレデンシャル,証明書をデジタル化するデジタルバッジ,あるいは,大規模言語モデルに基づくチャットによる学習支援などが次々と登場しています.こうした変革は,教育者,学習者だけではなく,社会,文化に対しても互いに影響を与えあい複雑な相互作用をもたらしており,この様な相互作用に注目した学習のフレームワークをラーニングエコシステム(Learning Ecosystem)と呼んでいます.

ラーニングエコシステムが成立するような学習環境では,学習構成要素が相乗的に作用し,学習者が成長し続けることができる環境を作り出し,学びは従来の教室の枠を超え,複数の関係者やリソースが関わる全体的かつ継続的なプロセスとなることが期待されており.未来の学びを考えるときに,ラーニングエコシステムは欠かすことのできない要素となっています.

このシンポジウムでは,ラーニングエコシステムを通じて未来の学びをどのように創出できるかを探求するため,「オープン教育資源(Open Educational Resources: OER)」,「オープンソースソフトウェア(Open Source Software: OSS)」.「デジタルバッジ」を取り上げ,教育や研究におけるイノベーションを促進するための取り組みや事例を共有いたします.

※準備中につき,現在お申し込みは受け付けておりません.

日時

2023年6月10日(土)
シンポジウム:13時半~18時
情報交換会:18時~19時

場所

シンポジウム:帝塚山大学東生駒キャンパス1号館2F 1201
情報交換会:同 9号館2階 まほろば
〒631-0062 奈良市帝塚山7-1-1帝塚山大学
なお,オンライン講演とのハイブリッド方式での開催といたします。

主な講演者(敬称略) / 講演テーマ

【基調講演】
北海道大学 教授 重田 勝介
『オープン教育資源(OER)を用いた教育・学習エコシステムの構想』
【一般講演Ⅰ】
熊本大学 教授 喜多 敏弘
『熊本大学におけるCHiBi-CHiLO』
【一般講演Ⅱ】
国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター 教授 山地 一禎
『マイクロ教材の作成と再利用支援システムの構築と運用』
【一般講演Ⅲ】
大阪大学 講師 白井 詩沙香
『大阪大学における講義動画視聴支援システムの構築と将来展望』
【企画公演】
NPO法人CCC-TIES附置研究所 主任研究員/大阪教育大学 特任教授 堀 真寿美
『CHiBi-CHiLOの創るラーニングエコシステムと未来の学び』
【全体ディスカッション】
司会:NPO法人CCC-TIES 理事 小野 成志
パネラー:講演者各位を予定
『ラーニングエコシステムと未来の学び』

参加費

参加:無料
情報交換会費:5千円

対象者

ラーニングエコシステムとオンライン学習に関心を持つ個人の方,企業,学術機関,政府機関,非営利団体などのあらゆる組織の方が対象となります.

※準備中につき,現在お申し込みは受け付けておりません.

後援

CAUA,文部科学省(申請中),帝塚山大学(申請中),大学eラーニング協議会(申請中),日本IMS協会(申請中)

お問い合わせ

NPO法人CCC-TIESシンポジウム担当
E-mail: